前歯に隙間が・・・
「右上前歯にかぶせてあったものが欠けた」とのことでした。
強い口臭を感じ、また前歯の隙間にも違和感がありました。
口腔内には全顎的に人工物が入っていて、虫歯のリスクもかなり高いと思われます。
ポイント解説!!
前歯の裏側の歯肉に亀裂が入ったような線があるのですが、なんだか分かりますか?
これは歯肉が増殖してできた亀裂ではなく、歯が唇側へ動いたためにできた歯の足跡のようなもので、移動した軌跡だと考えられます。
つまり、元々は線の始点の位置に歯があったのです。
こんなにも動くです。不思議ですね?
歯周疾患になった歯には、悪い所を排除しようとして、状態の悪いところの反対側に動こうとする、一種の生体の防御反応が働くといわれています。つまりこの方の場合、口蓋側でポケットが深くなって前歯が唇側へ動いたと思われます。上顎の前歯部の場合、口唇しか妨げるものはないので、比較的容易に唇側へ移動するようです。
このような現象を【フレアアウト】と呼びます。
ですからこの方は、相当動いて前に出たせいで、前歯の隙間が大きくなったのです。
炎症のコントロールに加え、咬合の問題がクリアになると、もとの位置まで再度移動すると考えられます。
フレアアウトは、今回のように歯周組織の付着が失われて起こる場合のほかに、臼歯部の咬合崩壊に伴う下顎前歯部の突き上げで起こる場合、
また指しゃぶり、 舌で押す、口唇やペンを噛むなどの悪習癖によって起こることもあります。
治療のポイント
隙間が開いている・・・・
こんな場合は、歯医者さんにいって相談してください。
歯周病になっています。歯周病の初期治療や歯ブラシを頑張ってください。








