インプラント埋入後の注意事項
1インプラント埋入後の感染予防
インプラントは、骨に直接くっついていますので、一度細菌感染が起きると通常の歯における歯周病よりも感染速度は、速く進行しやすいです。
感染の経過過程は歯周病に準じますので、より詳しくお知りになりたい方はこちらへ
2インプラント以外の残りのご自身の歯や舌や粘膜の管理
インプラントの経過が良くても、それ以外の場所でトラブルが起きると、巡り巡ってインプラントにトラブルが起きます。
例えば、インプラントの反対側に虫歯ができたとします。→痛みを避ける為に噛むのを避けます。すると、バランスが崩れてインプラントに対する力の方向と量が大きく変わります。結果としてインプラントの寿命が短くなります。
また、粘膜や舌などに細菌が増殖して日和見感染が起きるとインプラントの周囲にも細菌が増殖します。結果として、インプラントの寿命が短くなります。
3全身の健康状態に左右されます。
インプラントの調子が良くても、年齢と共に体力の低下や免疫力の低下は、否めません。そこに加えて、糖尿病や高血圧・心筋梗塞・寝たきり・半身麻痺などさまざまな合併症が引き起こるとトラブルが起きます。
例えば、糖尿病・通常の状態より感染しやすくなり、風邪なども悪化しやすいのでインプラント周囲炎も起こしやすくなる。
心筋梗塞・血管が詰まりやすくなっているため、末端の血管に栄養などが行きにくくなっています。そのため歯周病などになりやすくなります。
寝たきり・常に横になっていることが多く、気道に食べ物と一緒に細菌が入りやすくなります。誤嚥性肺炎などを併発しやすくなります。
半身麻痺・当然、片側の自由度が低下しますので、噛む力や姿勢がゆがみバランスが崩れます。
4習癖・習慣(ブラキシズム・姿勢・食生活・睡眠)
悪習癖や悪習慣は、インプラントの寿命に大きく関わってきます。
例えば、ブラキシズム・常に強い力を無意識に与え続けていることによって、インプラントの周囲の骨にダメージがでます。つまり、骨の吸収が起きてインプラントの脱落につながります
姿勢・日ごろの姿勢は口腔内全体に影響が出ます。例えば、肩や首が凝ると筋肉はつながっていますので頭なども痛くなります。口を開けたり閉じたりする筋肉が頭にあり痛みがでます。結果として顎関節にトラブルが起きて口腔内のバランスが崩れます。
食生活・日ごろ、あまり噛まないでも食べられるような食事が多い人は、唾液の質と量が悪いことが多いです。また、食べかすもまとわり付くような形態になるので歯と歯茎の境目に虫歯が多くできます。結果として口腔内のバランスの崩壊になります
睡眠・最近良く耳にするいびきや無呼吸症候群などは、それだけで体に取り込まれる酸素の量が減っています。その為、血管などにダメージがでます。また、睡眠の質が悪いと、疲労も取れず免疫力の低下につながります。また、ブラキシズムの引き金にもなります。
Q&A
インプラントの寿命は?一生もつのですか?
インプラント自体は長期的に安定した状態を保つことがわかっていますか、周囲の骨や歯肉の炎症が起こることは天然の歯と全く変わりません。そのために、インプラント自体に問題がなくても、インプラントを抜かなくてはならないこともあります。そうならないためにも、毎日のホームケアと定期健診が重要です。
またインプラントの上に取り付けた人工の歯は、構造上ある程度の寿命がありますので、調整や補修・作り替えが必要な場合があります。
ちなみにスウェーデンでの調査によれば15年以上もっている患者さんが90%近くいらっしゃるとのこと。また、他の歯がダメになってもインプラントのみが綺麗に残ったという例もあります。
やはり天然歯同様、患者さんの意識がインプラントの寿命を大きく左右すると言えます。
もちろん口腔内だけでなく全身の健康管理にも大きく左右されますから、お忘れなく。
インプラントの手術が恐いのですが・・・
麻酔をしますので痛みは極力抑えることができます。痛みの程度も抜歯程度と考えていただけばイメージしやすいでしょうか。
手術に関しても入院等の必要はほとんどありませんので、通常の生活をしていただけますが、術後は安静を心がけて下さい。
手術は内容に応じて1回~2回程度になります。治療期間としては2~4か月位です。
また、インプラントに使用する金属はチタンです。チタンは生体親和性が高く、骨と結合しやすく、生体内で変化の少ない金属です。研究等で安全性も確立されています。
人によっては、術中にいびきをかきながら寝ている方も多いです。
格安のインプラントがありますが、大丈夫なのですか?
インプラントには製造メーカーが多数存在します。
一概に「インプラント」と言っても多くの種類が存在するとまずはお考え下さい。
そして、メーカーそれぞれが独自の製法をとり、質の向上、コスト削減等を図っております。
歯科医は自分の医院でどのメーカーのインプラントを使用するのか決めております。メーカーが異なることでその治療法・手術法も微妙に異なってくる為、「どのメーカーのインプラントでもOK。」と多くの種類を扱っている歯医者はあまりおりません。1つから多くても3つのメーカーによるインプラントを選択しております。
さて、前述した通り、メーカーの違いによってインプラント1本の価格・料金も変わってきます。
最も「格安」と謳えるパターンとすれば、商売の世界と同じで、インプラント単体の価格・料金が最も安いメーカーから大量に仕入れ、さらに治療費(※)を低く抑え、患者さんに提供している例と言えます。
※(インプラントの)治療費:インプラントは自費診療である為、歯科医が独自に決めることができ、歯科医院ごとに異なります。
「格安のインプラントは大丈夫か?」という漠然としたご質問に対する回答は難しいですが、上記を参考に「なぜ安いのか(格安なのか)、直接歯科医に確認が必要」と言えます。
その際、使用するインプラントの安全性など、見えにくい部分もよく確認することをお勧めします。
ただ、一昔前よりも相場として安くなってきています。
現在入れ歯ですが、不自由を感じております。インプラントの前に注意する点はありますか?
インプラントの手術をする際に、元々入れ歯(義歯)やブリッジをされていたという方は大勢いらっしゃいます。現在入れ歯(義歯)やブリッジを入れていて、インプラント治療の前に注意する点は特別ありません。
ただ、インプラントを選択する可能性があるのであれば、お早めに歯科医に相談し事前検査を受けておいたほうがよいと考えます。これは入れ歯(義歯)やブリッジの方は顎の骨がやせ細り衰退していく傾向があり、顎の骨の量によってはインプラントが適応不可となる場合があるためです。
近くの歯医者で診察を受けたところ、骨が少ないためインプラントが出来ないと言われました・・
骨の量の不足によるインプラント適応外のなる事は以前はよくあることでしたがそのようなインプラントを諦めている患者さんに対して最新のインプラント治療では骨を造成する事によりインプラントを可能にします。
当院は、日々最新の技術の習得に励んでいますので問題ないです。
1、骨移植
自家骨(自分自身の骨)や人工骨(骨伝導物質など)を用いて骨を造成する方法。自家骨は自分の骨なので拒絶反応も無く最も安心、安全に行なえると言えます。
2、サイナスリフト
上顎骨の臼歯部(上顎洞)の骨は無い場合が最も多く、そのような場合は上顎洞粘膜を挙上しその空洞に骨(自家骨や人工骨)を入れて骨を造成する方法。
オステオトームという器具を使用するソケットリフト法を併用すると安全な挙上を行なう事が出来ます。
3、GBR
GORE-TEXというメンブレン膜を用いて骨の造成を促す方法。
抜歯などで抜いた場所の骨が著しく吸収している場合に骨移植と併用して行なう場合が多いです。
通常3~4ヶ月間の治癒期間を待って骨の造成を確認してからインプラントの埋入を行ないます。
インプラント治療に年齢制限はありますか?
年齢的に顎の骨が完成する20歳前後から、健康な方であれば基本的に誰でも治療を受けることが出来ます。年齢の上限はありません。
インプラントはどのくらいもちますか?
患者様のお口の中の衛生管理に大きく関係してきますので、衛生状態が悪いと寿命が短くなる場合もあります。常に衛生状態を良好に保ち、担当医師や衛生士の指導に従っていただくことが大切です。
しっかりと自己管理もできる事が大切です
(インプラントのみではなく、そのほかの口腔内のバランスなどが重要です)
インプラントの治療費はどのくらいかかりますか?
現在は保険治療の適応になっておりません。治療費についてをご覧下さい。なお、埋入するインプラントの本数など治療の内容により料金が異なりますので、詳しくは担当医師にご相談下さい。
インプラントの手術は相当痛いのではないですか?
口の中だけの局所麻酔をしてから行ないますのでほとんど痛みは感じません。手術後1~2日痛みや腫れが出る場合がありますが、通常すぐに治ります。
もちろん、痛み止めはお出ししますのでご安心下さい。
インプラントの手術は失敗することはあるのですか?
一般的に90%の成功と言われています。
オペそのものよりも、その後の自己管理が大きく左右します
前歯にインプラントを入れる場合、一時歯が無い期間があるのですか?
安心してください。その間はちゃんと仮歯を作成し、1本の場合はその両隣の歯に接着剤でつけ、2本以上の場合は仮の入れ歯を入れていただくので見た目の問題はありません。
入れ歯の場合は作り直しがありますが、インプラントはどうなの?
インプラントは、一生持つ場合も多いと言われています。他の残っている歯が抜けた場合は、その部分にインプラントを追加する場合がありますが、治療したインプラントに関してはほとんど作り直しの必要はありません。
インプラント治療の治療期間は?
処置時間は30~120分ぐらい。インプラントの種類や患者さんの 治療内容により、違います
インプラント治療前にする事ってありますか?
十分なカウンセリングをさせていただきます。
インプラントはオーダーメイドの治療なので少しでも不満があると満足できる良い治療ができません。ご自分の希望や悩み、インプラントに関する疑問、過去の治療に関する不満などがあれば、何でも話して下さい。不安があれば、納得いくまで説明させていただいた上で治療を進めます。
インプラント治療に伴う痛みや腫れはありますか?仕事や日常生活に影響ありますか?
『ほとんどありません。通常痛み止めを1~2回飲んでいただく程度です。』
“傷口を最小限に留め・短時間で治療を行う”ことで、痛み・腫れを最小限に抑えています。患者様の日常生活・御仕事にご迷惑がかからぬよう、当医院は痛み・腫れに関し細心の注意を払いっています。
ただし骨再生・造成法が必要な場合は、造成スペース確保のため傷口が広がる為若干腫れを伴います。
インプラント治療を受けた方の感想
A.k(57才/男性)
インプラント治療前の状態
元来、歯の衛生管理が悪く30代後半で右側の奥歯が虫歯になり、右側の入れ歯になりました。しかし、朝夕取り外してブラッシング・衛生管理する事が面倒で1ヶ月足らずで使用しなくなり左側で食べていました。そのうちに左側も痛みも感じるようになりました。
そこで、先生に相談してインプラント治療にしました。歯茎に穴をあけ金属を植え込み、1ヶ月後に歯をかぶせる方法との事でした。勿論、承諾の即答をする勇気はありません。
そのうちに胃を悪くして胃腸科の病院に行く始末でした。時間をかけドクターのアドバイスや、色々自分でも情報収集しながら勉強して、やっと決心することにしたのです。私にしては、大勇断でした。ドリルで歯茎に穴をあけ金属を植えるというわけですから・・・。
しかし、“案ずるより生むが易し”でした。1時間足らずで手術が終わり、術後も鎮痛薬も飲みませんでした。
インプラントの治療を受けた感想
親知らずの抜歯より楽でした。1ヶ月間は、1週間に1回の通院でしたが、その後は、4回程度の通院で3ヶ月で完全に若々しい自分の歯が再生しました。まだ味覚がイマイチですが、すこし大袈裟に言えば石以外は何でもかめます。大変快適です。
保険がきかないのでやや高額ですが、虫歯等でなやんでおられる方は是非勧めます。
還暦を前に歯が青春になりました。医学の進歩と自分の決心に感謝している今日この頃です。
K.M(52才/女性)
インプラント治療前の状態
私は、子供の頃から絶え間ないほど歯科通いを続けていましたが、大人になってからは、数年に1本ずつ奥歯が欠けていく状態でした。
虫歯を治療して冠をかぶせた所が悪くなり、治療のやり直し、そしてその繰り返しの数回目には抜歯。更に欠けた部分を補うため前後の良い歯を削ってブリッジをいれ、それがまた悪くなって作り直し。そうこうしているうち40才なる頃には右上と左下の奥歯計6本がなくなってしまったのです。
右側だけ欠けていた時は、左側で食事ができていたため、そう不自由を感じなかったのですが、左側の奥歯も無くなったその日、食事をしようとして唖然となり涙がこぼれそうになりました。前歯でしか食べることができず、固い物は勿論野菜さえ噛めない状態になっていました。
このままでは大変と上下とも義歯を作成してもらい、奥歯でなんとかかむことができるようになりほっとしました。しかし一日中、口の中に入れてあるこの入れ歯は何とも違和感があり、食事中に物が挟まるやら味が良く分からないやら。時には舌でいたずらしてポロッと外してしまうこともあり。職場では食事のあと毎日一人こっそりと、入れ歯の手入れをしなけらばならない惨めさ。
これからまだ何十年もこの義歯と付き合わなければならないのかと思うと、暗い気持ちになりがちな日々でした。
インプラントの治療後の感想
以前からインプラントの技術があることは知っており、義歯を入れるときも先生から一応説明を受けましたが、まだ一般的ではなく費用も高いことから頭の隅に置いただけでした。しかし義歯使用の不便さや、また他の歯が悪くなり義歯調整の必要がでてきた事などから夫とも相談し、思い切ってインプラントを受けることにしました。
治療に向けては診断や、手術の方法、その後の流れ、費用のことなど先生から丁寧にお話をして頂き、自分の疑問や不安なども率直に尋ねて納得することができました。そしていよいよ手術日一日休みを取り、体調を整えて期待と漠然とした不安を胸に診察室に入りました。しかし先生やスタッフの方々も万全の体制を整えて迎えて下さった雰囲気が伝わり、安心してベッドに横になりました。術中は充分な麻酔の上、痛みの確認など度々声をかけて頂きながら進められ、ほとんど苦痛を感じることなく終了しました。その後は切開した歯肉部がブラッシングした時に少々痛んんだだけで、インプラントが入った骨の部分の痛みや違和感などは不思議なほど、全くありませんでした。
数ヶ月後、仮歯が入った時点でもう「自分の歯」の感覚を味わうことができ、今度は嬉し涙がこぼれました。すべてが完成し、調整も済んだ今では自分の歯とインプラントの差は全くなく、職場でも心おきなく皆と一緒にブラッシングしています。
今毎日不自由なく食事ができることに、又、多額の出費に協力してくれた夫に、そしていつも明るく丁寧に対応してくださるの皆様に感謝しつつ生活しています。
R.H様 女性(30歳代)
インプラントの治療前の状態
仕事柄、少しでも口元がきれいに見えるようにとしておりましたが、年月が経つにつれ歯茎が少し黒くなってくるなど、見栄えも機能的にも違和感があり、人前で笑う時は、口元がいつも気になっていました。
先生に相談させて頂くと、インプラント治療を勧められ、全く分からない私に、具体的に分かりやすく治療内容を説明してくださり、質問にも丁寧に答えてくださったので、安心して治療を受ける事を決意しました。
インプラントの治療後の感想
最近では、家族からも「笑顔が増えたね」と言われ、思いきってインプラント治療を受け、美味しく食事ができ、心から笑えるようになり、本当に良かったと思う毎日です。
T.W様 男性(50歳代)
インプラントの治療前の状態
若い頃に奥歯3本を無くし、約20年、色々な歯医者さんにかかってきましたが、インプラントについては、手術への不安と費用が高いというイメージ、そして医師より詳しい説明をしてもらった事も無く、ことさら積極的には考えようとしませんでした。
とりあえず、部分入れ歯で十分ではないかと思い、作ったものの、食事はしにくい、話もしにくい、付けたり外したりすると、割れたり無くしたりしてしまうことに。
先生からインプラントをすすめられ、今までに出会った医師の誰よりも、自信と確信の裏付けがある具体的なわかりやすい説明、そして無理の無い費用負担に治療を決意しました。
インプラントの治療後の感想
手術の当日まで、不安はありましたが、術後も痛みなどなく、今まで自分が考えていたインプラントに対する様々な不安の全てが払拭されました。
これから先の事を考えると、新しい自分の歯が、いかに自然でここち良いものかを今更ながらに実感しております。
K.S様 女性(60歳代)
インプラントの治療前の状態
私の悩みは歯周病で奥歯がぐらぐらし、物がしっかりとかめない事でした。
先生にいくつかの治療法を説明してもらい、私は入れ歯ではなくインプラントが一番良いと思いお願いしました。
インプラントの治療後の感想
インプラントを入れてからは歯がぐらつく事もなく、しっかりと物がかめるようになり、食事も色々な物が食べられる様になりました。
そして、その後から体調もとても良くなってきました。
外出で疲れる事もなくなり、体調も良くなってきました。よく考えると、インプラントを入れてから良くなった気がします。
かめる事で血行が良くなり、脳が活性化され、全身に良い影響が出てきたのだと思います。
心身共に健康になれたのは、先生とインプラントのおかげだと思っています。




